蜂蜜博物誌

映画や舞台や読んだ本。たまに思ったこと

社会問題

pixiv社のハラスメント問題を受けて:関係書籍やリンクの紹介

pixivユーザーである筆者が、pixiv社内で起きたトランスジェンダー女性への役員による性加害及びSOGIハラスメントやそれを巡る会社の対応(参照:https://www.bengo4.com/c_18/n_14525/)を受けて、関係するさまざまな課題について説明をされている書籍や参…

#検察庁法改正案に抗議します への理解に役立つリンク集

Twitterで行われているハッシュタグ・アクティビズム #検察法改正案に抗議します に「定年を他の国家公務員にあわせて引き上げるための法律だから問題がない」趣旨のリプライをしてる人々が一部に見られますが、これについては全国の弁護士会の声明を参照し…

舞台『BLUE/ORANGE』(2019年)_感想

『Take me out』(2018年)以来の青山DDDクロスシアターだったが、この『BLUE/ORANGE』に足を運んでやっと「はさみ舞台」の視覚効果としての意義を理解できたように思う。オフホワイトの空間の中心には鮮烈なオレンジ。照明を落とす演出には青い光。ウォーター…

映画『チョコレートドーナツ』(2012年)_感想

1909年に第1回「要保護児童に関するホワイトハウス会議」を開催したアメリカは「緊急やむを得ない限り児童を家庭生活から引き離してはならない」方針を定めた。これは「子どもの権利」がまだ社会的に認知されておらず、大人と同様に働かせてしまえるような社…

舞台『Take Me Out 2018』(2018年)_感想

2018年思い入れの深い作品は多々あったけれどもカタルシスを得られた観劇は『Take Me Out』だけだったかもしれない。2016年の初演は私生活が慌ただしく機会を得られなかった。春先にようやく観ることのできた再演は最高だった。芝居・演出・音楽・脚本、どれ…

オフブロードウェイミュージカル『bare』(2016年)_感想

この記事は2016年7月にprivetterに掲載した感想に多少の修正を加えたものです。当時ありがたいことにTwitterのフォロワーさんをはじめ舞台のファン、「舞台は観ていないけど記事に共感した」という方から様々な反響をいただきました。今から思えば拙い点も多…

映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017年)_感想

klockworx-asia.com (原題:택시운전사)光州事件(1980年)の実話をもとにした韓国映画。日本がバブル経済に浮かれていた頃、知られるように韓国は1987年の民主化宣言まで軍事政権下にあった。独裁の厳しいなか続いた民主化要求は、1979年・側近による大統…

舞台『PHOTOGRAPH51』(2018年)_感想

あらすじ 世紀の大発見をしたのは彼女。ノーベル賞をもらったのは彼ら―――女性科学者が殆どいなかった1950年代、ユダヤ系イギリス人女性科学者ロザリンド・フランクリン(板谷由夏)は遺伝学の最先端を誇るロンドンのキングスカレッジに結晶学のスペシャリス…